優しく愛し合うカップルの恋みたいなライブ。
すごく“楽しい”ライブだった。
なんだろう、この感じ。
ちょっと不思議な感覚だった。
いつものライブとは違う感触。
おなかいっぱいになって、
幸せになったような、そんな幸福感。
私だけかなと思ったら、
やっぱりファンの方もそう思ったみたい。
ライブを終えるとファンの方から、
「今日のライブはなんかすごくよかったですよね！」
と言われて、やはり他の人もそう感じたんだと思った。
メリログのライブは「楽しい」というより、
「すごい」という感想の方が多い。
演奏と歌唱力とその楽曲の力強さに圧倒されるというか。
でもこのライブばかりはいつもとなんか雰囲気が違う。
メンバーに変わった様子があるわけでもなく、
ライブ会場もはじめての場所で特別なところではない。
ワンマンライブでもない。
熱狂的なファンが特別大勢いたというわけでもない。
音響が特別良かったわけでもない。
にもかかわらず、
メンバーとファンとの心が１つになったみたいな、
そんな感じがすごくあった。
ライブを終えた後、メンバーも同じような感想を持ったようだ。
「今日はほんと楽しくって、ファンと一体になれた感じ」
何の巡り合わせなのか。
ライブの“神さま”でも降りてきたのか。
すごく満ち足りたライブだった。
ライブって生き物だなって思った。
メリログは今年、１月から４月まで、
毎月のようにライブをしていやわけだけど、
毎回毎回やっぱり空気感というか雰囲気が違う。
その場に居合わせたものにしか、
感じられることができないライブの醍醐味。
CDで聴くメリログも素晴らしいですが、
こんな雰囲気のライブに巡り合えることもあるので、
ぜひ生で聴いてみるとよいと思います！
そんなわけでセットリスト。
1.ライカ
2.蒼星の系譜
3.ワールドスケープ
4.ジグソーパズル
5.ディストピア
6.アンバランス
もしかしたらもしかして、
今回の不思議な心地よいライブ空間を作り出した張本人は、
「ワールドスケープ」にあったのかもしれない。
3カ月連続配信シングル第3弾のこの曲。
今までのメリログにはあまりなかった、
とってもとっても優しい感じ。
Windowsのデスクトップの壁紙の、
青空と雲と草原が思い浮かぶような、そんな心地よい曲。
私も配信日に即ダウンロードして聴いたけど、
すぐ好きになって何度も何度もリピートした。
イギリスの郊外の田舎風景でもこの曲を何度も聴いた。
ドラムの海保さんが超お気に入りの曲といい、
ボーカルの涼さんが「思わずにやけてしまう曲」と評した、
「ワールドスケープ」。
もしかしたらこの曲が、
ライブ会場の空気をがらっと変えたのかもしれない。
メリログ真骨頂ともいうべき「ライカ」から始まって、
「この曲はライブでまた聴きたい！」と思っていたので、
すごくうれしくって、
ライブはじめから飛ばしている感じはあって、
2曲目に久々「蒼星の系譜」がきて、
会場の熱気は一挙に上がったわけだけど、
3曲目の「ワールドスケープ」で、
普段の熱気とは変わった空気感が会場を支配し、
その流れで演奏された「ジグソーパズル」が、
またものすごく心地よくって、
その心地よさから再びギアチェンジして、
「ディストピア」「アンバランス」で一挙に加速していくと、
ファンとメンバーとが一体となって、
音楽を一緒に奏でているみたいな感じがわっと広がって、
その満ち足りた充足感のまま、ライブを終えた感じ。
こんな感じをまたライブで味わいたい！
そんな心地よいライブだった。
◆次回ライブも決定！
2010年6月13日（日）３マンライブ！
場所：渋谷RUIDO K2
時間：開場17：30 ／開演18：00
出演予定時刻：19時頃〜予定
料金：前売￥2000 ／ 当日￥2500（ドリンク代別途）
http://meridianrogue.com/pc/schedule.html
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