ホンニナル出版 かさこワールド →仕事の依頼

ぼったくり自費出版会社はもういらない!
日経新聞で紹介されていた「ホンニナル出版」に目をとめ、
早速、コストゼロで海外子供写真集「視線の彼方」の販売しました!
ホンニナル出版での制作過程を詳細に記載しましたので、ご参考に。

・無料で自分の本が作れる!
素晴らしいサービスが誕生した!
自分の本が無料(ただ)で作れるサービスだ。↓
http://www.honninaru.com/web_order/publish/

もう大金はたいて自費出版会社にぼったくられる必要はない。
見る目のない出版社に持ち込みなんかしなくていい。
せっかく本を出しても、新刊期間が終わるとすぐに返品してしまう、
書店はもういらない。
中間手数料をとってぼろ儲けする取次ぎもいらない。
出版業界に革命を起こすビジネスモデルといえるだろう。
近いうちに、私はこの無料サービスを使って、何らかの本を出したいと思っている。

なぜ無料か。
1:注文してから本をつくるから。
だからとりっぱぐれがない。
2:デザイン・レイアウトは自分でやるから。
自費出版なので金がかかる1つの要因はレイアウト代。
これを著者が自分でやってくれ。その代わり無料とこういうわけだ。

ちなみにこの革命的サービスは、日経新聞でも紹介されていた。
これはすごいことになる。
みんな、自分の本を1冊作っても、自分が購入する本代金分だけしかお金はかからない。
少部数の書籍をいくらでも何種類も簡単につくれる。
ネットで売ることだってできる。

まさにインターネット革命の1つの手法だ。
これで楽して儲けていた自費出版会社や取次ぎがぶっ潰れれば、
健全なわかりやすい出版業界ができるんじゃないかな。

・「ホンニナル出版」制作記


先日、つぶやきで紹介したコストなしで自費出版ができる「ホンニナル出版」。
これは素晴らしい仕組みだといろいろと人にすすめているのだが、
印刷、編集に詳しい人ほど「ほんとかよ」「大丈夫なのかよ」と疑いも強く、
私もどうせ金がかからないのだから、実験的に1冊つくってみようと、
制作作業をはじめた。

文章は別にホームページでアップすればいいわけだから、
どうせ作るなら写真集がいいなと思った。
実験とはいえいいものを安く作って多くの人に見てもらいたいなと思い、
まずはカラーで100ページぐらいだと製造原価がどのぐらいかかるのか、見積もりしてみることに。

メールアドレスとID、パスワードを登録すれば見積もりページにいける。
A5判でカラー100ページと入力すると、な、なんと製造原価は4330円!
自分の記念に1冊作るならともかくも、こんなんでは人様に買ってもらえる金額ではない。
50ページぐらいにしても2480円もかかり、残念ながらカラーは断念することに。

モノクロにすると当たり前だけど、カラーに比べて格段に安くなる。
100ページで1230円、70ページで1050円。
本を買ってもらう値段としては最高でも1500円ぐらいにしたいなと思い、
70ページで製造原価1050円+印税150円+印刷手数料300円でちょうど1500円になる。
よし、この線でいこうと早速、写真のセレクトに入る。

問題はカラーではなく写真をモノクロにしても、
人に見てもらえるよい仕上がりが期待できるかどうか。
はかねこ写真はモノクロにしちゃうと、舞台が墓だけに暗いイメージになってしまうし、
まあはかねこ写真は自信があるから、今年中にはどっかの出版社からお声がかかるだろうなんて思っていて、
はかねこ写真集はやめることに。

自分が今、一番作りたいものは、海外の人かなということで、
チベットや大理の写真を中心に、人物写真をセレクトしてモノクロにしていっているんだけど、
これがなかなか味があっていい。
これならカラーでなくてもいいだろうと思い、
土日はその写真セレクトがおもしろくって集中してしまい、
つぶやきかさこを放っておいてしまったというわけである。

さて、写真セレクトもさることながら、問題は自分で印刷入稿データを作れるかどうか。
普段の仕事で印刷物の編集をしているわけだけど、
入稿データやレイアウト、デザインを実際にしてもらうのはデザイナーなので、
自分で入稿データを作ったことはない。
ただ、このホンニナル出版の入稿方式では、
Excel、Word、PowerPoint、Publisher、InDesign、Illustrator、Photoshopなどの、
アプリケーションで作ってPDFに書き出しにすればいいという。
この中で自分が使えるのは、Excel、Word、Publisher。
写真レイアウトの使い勝手としては、Publisherがよいので、これで制作しようと思った。

ところがである。
Publisherで作ったデータをPDFにするのは簡単だと思っていたのだが、
Adobe Acrobatを購入しなくてはいけないのだ。
普段、無料の閲覧ソフト「Adobe Reader」を使っているので、
PDFの作成も無料ソフトかと思いきや、とんでもない。
見ると3万円近くもする。
おいおい、こんなに金かかるのかよ。これじゃ「無料」自費出版には程遠いなと困ってしまった。

ところが、よくデータ作成の方法を見てみると、Wordなら、Adobe Acrobatを使わなくても、
クセロPDFというフリーソフトがあるらしい。
よし、これならいいだろう。ということで、早速ダウンロードし、
使ってみると簡単にPDFを作成できるので、まず第一関門は突破したということか。

では早速、選んだ写真をPublisherではなくWordで作成していくかと思い、
今、写真配置や文章作成などをはじめてみたものの、
Wordって写真を配置する操作性が感覚的でないから非常に手間がかかり苦労している。
Wordを使いこんでいる人なら、そんなもん屁でもないんだろうけどなー。

というわけで、とにかく1冊作って、実際に本を見てみれば、
この「ホンニナル出版」がどのぐらいいいかがわかるだろうと、
すったもんだを繰り返しながら作業を続けている。
やっぱり自分で入稿データ作るの大変だから、お金を払って、
知り合いのデザイナーにやってもらえれば、
写真とそのキャプション程度でモノクロ70ページなら、
きっとあっという間なんだろうなと思いつつ、
それだと無料自費出版にならず、デザイナーの知り合いがいない人はできないじゃないか、
みたいな話になってしまうので、
まあなんとかできうる限り自力で無料でやってみたいと思っている次第です。

・ホンニナル出版制作記



自分で本のデータを送れば、あとは注文分しかコストがかからない、
初期費用ゼロのホンニナル出版制作を続けて1ヵ月。
ついに70ページの写真集データが完成し、先程、印刷所にPDFでデータを送った。

データを作ったアプリケーションはワード。
ワードなんかじゃレイアウトしにくいけど、
金がかからないフリーソフトでPDFにできるのはワードだけのため、
パブリッシャーを使うのは諦めてワードにしたが、
データが直感的に作れず、非常に参っていた。

そこで書店に行くと、そこそこではあるけど、結構あるのである。
「ワードで印刷データを作ろう!」みたいな本が。
多分、年賀状とかチラシとかパンフレットで、
大企業じゃなく、中小企業や個人事業主が上記のようなものを作るために、
専門ソフトではなく、ワードでもかなりのことができるというので、
このような本が出ているのだろう。

そこから立ち読みしたところ、ワードでも自由にレイアウトできるコマンドがあることを知る。
「挿入」から「図」そして「新しい描画オブジェクト」とすると、
ワード上に枠を作ることができ、この枠内は改行などしなくても、
写真やテキストボックスを自由にフリーレイアウトできるのだ。
この機能を知ったことで、ワードでもレイアウトがしやすくなったのだ。

ホンニナル出版にアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録すると、
出版準備画面に進むことができ、そこからサイズや綴じ方などを選び、
それに応じて、トンボのついたフォーマット台紙のワードをダウンロードできる。
それに上記「新しい描画オブジェクト」を作り、ページ数分コピーして、
そこに1つ1つ写真やテキストボックスをレイアウトしていけばいい。
これはすごく簡単で、別にデザイナーでなくても一般人でもそこそこのものができる。

さて、こうしてすべて70ページのデータを作り終え、表紙も作り終えた。
このワードデータをPDFにするにはフリーソフト「クセロPDF」を使えば実に簡単。
ワードを「印刷」にして「クセロPDF」を選べば、ワード文書がPDFになるのだ。

よっしゃ、これでサイトにアップしてすぐ出版だ!と思ったら、
この段階で本登録する必要があるという。
登録用紙をプリントアウトし、個人情報と本人確認できる書面コピーと、
印税振込み先などを郵送しなくてはならない。
「いまどき郵送なんて面倒だよなー。ネットでやれよ、ネットで」
と思いつつ、郵送すると中1日でこの印刷所からメールに連絡がきて、
本登録用のパスワードをもらえる。
このパスワードをサイトで入力すると、作ったデータをアップロードできる画面にいける。

私は写真集で70ページに70点近くあるせいか、PDFが200MB近くなってしまい、
サイトからのアップロードに手こずるかと思いきや、エラーもなく、
わりにスムーズにアップできた。

本日の作業はここまで。
アップしたものが正しくデータが作られているかを印刷所がチェックの上、
連絡がくるということだ。

そんなわけでホンニナル出版企画、順調に進んでます。
最難関の「自分でレイアウトデータを金をかけずに作る」には成功したので、
あとは、「ちゃんときれいな印刷物なのか」という点。
あくまで今回はテストケースなんで、一度やってみて、
これがかなり使えるようだったら、
このホンニナル出版を使ってばんばん本を出そうかなんてことも考えてます。
ま、あんまり印刷がよくなかったらそれはそれでテストケースの教訓としては、よかったかなと。
なんたって自分の本を作って費用は自分が注文した冊数分だけなので、
私の場合は1冊1500円のコストでこれを試せるのだから安いもんだと思う。



また次の段階に進んだらご報告します。
とにかく、何事も、口だけでなく、やってみなきゃはじまらんからね。
なんか、いろいろな成功者見ていると、これに尽きるんだなと最近つくづく思う。
実践あるのみなんだなと。

・ホンニナル出版制作記
3/1にネットで本になるPDFデータをアップ。
すると翌日、すぐに印刷所の担当者からメールで連絡が。
本文のデータで一部不備があるので修正してくださいとのこと。
@A5のはずがB6になっている
→原因は不明。もう一度、PDFデータを作成したらOKだった。
A一部写真が仕上がり線ギリギリになっているため、
製本時に変な白が出てしまうとのこと。
→すぐに塗り足し領域まで写真を拡大

上記すぐ修正して、3/3に再度データをアップ。
すると3/4、土曜日にも関わらず、夜23時ちかくに、
データが間違いないことを確認しましたというメールが。
これで出版準備が完了。
後はサイトに出品する手続きをするのみ。

といっても、出品用の価格を決めるだけ。
製造原価1050円で、自分の印税150円を設定すると、
印刷所のロイヤリティが定価の20%で300円になり、ちょうど1500円になる。
これで出版確定をクリックすると、なんとすぐにホンニナルマーケットで、
自分の本が販売になった。

すごい!すごすぎる!
何がすごいかって、その早さ。
データをアップしてから、データの確認、販売までわずか3日。
しかも、こうして自分の本を出版したのに、ここまでまったくお金がかかっていない!
まさしく完全無料自費出版といえる。

ちなみに自分用に本を買いたい場合は、何冊でも製造原価で買える。
たとえば、私の場合、製造原価は1050円だから、
仮に100冊購入しても10万5000円。
これはね、ものすごい安いですよ。
だって自費出版会社に頼んだら、100万円ぐらいは平気でとられるわけだから。

これはね、革命的サービスです。
自分の本を出したいって思っている人、いっぱいいるはず。
高いお金だしてぼったくり自費出版会社に頼む必要がまったくなくなったわけです!
私なんか9年前に新風舎から「エジプト旅行記」を自費出版して100万円ですよ。
それでもね、この時、他の会社に打診したら200万円とか見積もりが来た。
それが、今や、ゼロですよ。ゼロ。

自分の本を出したい!
作家になりたい!
そんなあなたは今すぐホンニナル出版を!
ぼったくり自費出版会社はもう全滅するでしょう。
これがうまく商用出版にも馴染めば、ぼったくり取次会社も全滅です。
インターネットで中抜きぼったくり業者はいらなくなる。
ほんとこれはすごいです!

というわけで、制作期間1ヵ月弱、あっという間にデータの確認が終わり、下記ホームページで、
かさこの海外子供写真集が販売になりました!
http://www.honninaru.com/web_order/publish/market/shousai.cfm?b=30000154

・2006年3月13日 海外子供写真集「視線の彼方」発売!
コストゼロの自費出版サービス「ホンニナル出版」で作成した、
海外子供写真集「視線の彼方」が発売されました。
私の手元に現物が届きましたが、
@紙は厚さがあり、わりにしっかりしているので、
写真の裏うつりなどはまったく心配なし
AA5サイズで70ページとはいえ、写真70点はなかなか見応えあります
B市販されている写真集よりは残念ながら印刷精度(写真の見映え)は、
質が落ちてしまっていますが、データ作成の手違いで、
解像度が足りなくてどうしようもないといったものはありませんでした
という感じでした。

ただネットで販売されている税込み1575円で買っていただくには、
ちょっと忍びないクオリティですので、
@私から会って直接お買い上げいただく方は1000円で
A私にメールでご注文いただければ、郵送料込み1200円で
販売することにいたしました。

(もちろん1575円でよければ、ホンニナル出版のサイトからお買い上げいただけます)

上記値下げが可能なのは、著者が購入する場合は、
製造原価1050円で購入できるからです。(50円はサービスします)
ご興味のある方は、ぜひご連絡いただければ幸いです。
kasakotaka@hotmail.com
※ホンニナル出版は在庫ゼロで注文があり次第、製本・印刷して配送となりますので、
私がホンニナル出版に注文後、私の手元に届くのは6〜7日後になります。

写真はすべてモノクロで、計70点の海外子供写真を収録。
チベット、ネパール、中国雲南省・大理、ベトナム、ロンボク島、中国・トルファンほか、
オーストリア、チェコ、ポーランドで撮影した写真もあります。
ご興味のある方はどうぞよろしくお願いいたします。

・海外子供写真コーナー