Mr.Childrenの部屋 ミスチルトップ かさこワールド

・ミスチルマイベスト10 (2006.8.16現在)

ミスターチルドレンの曲はどれも大好きですが、
あえて現時点でのトップ10をピックアップしました。

1位:Worlds end
(アルバム:I love U )

はじめてこの曲を聴いた時、鳥肌がたった。
涙が出そうなぐらい感動し、
胸を締め付けられるような想いが湧き上がり、
そして自分ももっともっと「自由に」がんばらなくてはと思った。
シングル「箒星」が出た後もなぜかこの曲ばかり聴いている。
長らく僕の中のミスチルナンバーワン「I'll be」を抜かして、
堂々の第一位にしてみんなにぜひこの曲を聴いてほしいと思うぐらい好きな曲。

社会へのフラストレーション、閉塞感の中で、
でもそれに弱音を吐かず、それを言い訳にせず、
自分の意思を前向きにするだけで、世界は変わる。
そんな勇気付けられるようなメッセージが、
物憂げな時代背景をしっかり織り込みながら歌われているから、
この曲に惹かれてやまないのだと思う。

「何に縛られるでもなく 僕らはどこへでも行ける
どんな世界の果ても気ままに旅して回って」
という歌詞がもう最高!感動!感激!
自分がかつて「ドロップアウト」して旅に出かけたことがあるだけに、
そういうこととシンクロして非常に共感でき、かつ勇気付けられる。
誰かのせいにしたり、社会のせいにしたり、政治のせいにしたりしても、
何もはじまらない。
自分の翼をもぎとっているのは自分。
自分を檻に閉じ込めているのは自分自身。
自分で檻を取っ払って、好きな世界を旅して回る。
もう、ほんと、言葉では言い尽くせないほどの最高の曲です!

2位:I'll be
(アルバム:DISCOVERY)

ミスチル最高の人生バラード大曲といっていい。
この曲に何度励まされ何度勇気付けられたことか。
社会の閉塞感の中で、マイナス思考でにっちもさっちもいかない自分を、
そっと、しかし、力強く、後押ししてくれる曲。

桜井さんの心の底から吐き出したような、
一つ一つの言葉が心にぐっと沁み込んできて、
曲が自分の心の中に乗り移って、自分を強く鼓舞してくれる、
そんな素晴らしい曲。
暗さの中にも一筋の光を見出し、そこに突っ走っていく、
そんなエネルギーを与えくれる最高の楽曲だ。

3位:蘇生
(アルバム:IT'S A WONDERFUL WORLD)

ミスチルの中でもこんなにポジティブで、
何の憂いもなく、前向きに踏み出して人生を歩んでいこうという、
明るい曲はすごく稀で、
だからこそ辛い時や悲しい時に聴いても、
嫌なことを忘れてプラス思考に切り替えられる曲。
自分の目の前にぱっと180度、道が開けて、
その道が一直線にどこまで続いているような、
そんな開放感、自由、ポジティブなイメージを強く歌い上げている。

4位:終わりなき旅
(アルバム:DISCOVERY)

マイナスからプラスへ。
ネガティブからポジティブへ。
でも矛盾や憂いを抱えながら、
一歩一歩着実に歩いていこうと後押ししてくれる曲。
自分探しの旅路をどこまでも連れ添っていく覚悟。
人生のはかなさや悲しさがあっても、
適度に力を抜いて、でも力もしっかり入れて、
歩んでいけばいつか答えがみつかるはずと教示してくれるような、
力強いメッセージソング。

5位:名もなき詩
(アルバム:深海)

最高のラブソング。
ミスチル文句なしの大ヒット名曲。
シングルで買ってきて1日ほんと何百回となくリピートして聴いた。
桜井節炸裂の愛の歌。
愛の歌にも社会背景をうまく織り交ぜていて、
でもポジティブな気持ちを決して忘れない強さ。
自分と他人の分かり合える限界とか、
でもそれをあきらめないこととか受け入れることとか、
人の矛盾や感情やしたたかさや醜さも、
全部つっこんでそれでも愛する心みたいなものを歌っていて、
そこら辺にあるような軽い理想的なラブソングじゃないから、
現実の恋愛や人間関係にものすごく近い感覚で歌っているから、
すっと胸に入ってきて、詩も大好きになってしまう。
最高の曲です。


6位:CENTER OF UNIVERSE
(アルバム:Q)

社会へのフラストレーションを余すことなく詰め込んで、
小気味良いテンポで歌い上げる爽快な曲。
スカッとするというかノレるというか、
気分が良くなるというか、すべてをぶっとばして生きていけるような、
そんな錯覚を起こしてくれる。
詩も桜井節を余すことなく発揮し、曲の展開もよく、
人生をリセットして新たなスタート地点に立てる、そんな曲。

7位:タガタメ
(アルバム:シフクノオト)

この曲はヤバイ。スゴイ。
現代社会に強烈に解き放った強いメッセージソング。
「被害者」「加害者」の歌詞は、
一面的な見方を再考させられ、
はっと多くのことを気づかされた。
自分たちは社会の被害者だけでなく加害者になっている可能性もあるのだと。

とにかく詩がすごい。
政治的社会派のメッセージは、
今の日本を考える上でなくてはならないものではないかと思わせる。
こういう曲を作れることのすごさに感服し感心してしまう。

8位:旅人
(シングル:マシンガンをぶっ放せ−Mr.Children Bootleg−)

軽快なリズムとテンポに、独特の世界観と皮肉たっぷりの小気味よい歌詞とがマッチし、
なんともいえない味わいを出している、これまた爽快感あふれる曲。
現代社会をあざ笑ったような、でもそれは自分自身もあざ笑っているような、
そんなアイロニーがきいた実に巧妙な曲だと思う。
こういう曲がミスチルにもあるっていうのを、
多くの人に知ってもらいたいなと思う。
シングル曲とは大分趣を異にしているし。

9位:天頂バス
(アルバム:シフクノオト)

この曲をはじめて聴いた時、桜井さんは天才だ!と思った。
こんな曲、つくれるんだ。すげえなあ。
今までと全然違っているけど、
伝えたいメッセージは全然変わっていなくって、
こういう見せ方というか表現の仕方があるなんて、
ほんとすごいなと感心して何度も聴いてしまう。

これまでの曲はある程度の方向性というかパターンがあって、
いろいろとカテゴリー分けできるかもしれないが、
これはほんと異質な曲で、でも受けを狙った感じもなく、
あえておかしな曲にしているわけでもなく、
すっと曲と詩が入ってくることには間違いないんだけど、
この作りこみというか巧妙さはほんとすごくて、
聴いていて「目が離せない」というか、
1曲で1つの物語や世界を紡ぎあげている感じがする。
タイトルもそうだけど、独特の言い回しというかフレーズも最高!!

10位:くるみ
(アルバム:シフクノオト)

「名もなき詩」以来の名ラブソング。
優しく包み込むような、温かな気持ちになれる名曲。
すごく丁寧に歌い上げていて詩も繊細。
壊れ物を壊さないようにと優しく触れている感じが伝わってきて、
胸がキュンとなる。
壮大なテーマや人生や世界や政治や社会を歌うわけでもなく、
ほんの身の回りの日常のふとした瞬間の感情を、
実にうまく曲にとじこめている感じ。

ミスチル名曲はこれ以外にも数多くあり、
また気分や時期によってもマイベストも変わりますが、
今の時点でのマイベスト10を紹介しました。
この中で聴いたことのない曲があったら、ぜひ一度聴いてみてください。