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訪問したチベットタウン紹介

●夏河(チベット語名:サンチュ、中国語名:シアホー)

蘭州からバスで6時間。標高2900mの山間にあるチベット村。
チベット仏教ゲルク派6大寺の1つである、巨大僧院ラプラン寺を中心に、
チベット僧住居やチベット人集落が広がっている。

町全体はメインストリート1本が中心に形成されていて、
バスターミナルやホテル、商店などが集まる漢民族近代化エリア、
寺を中心としたチベット集落エリア、
その間にわりと整備されたみやげ商店がずらりと並ぶ通りと、
回族の集落があるといった構成になっている。

●同仁(チベット語名:レゴンュ、中国語名:トンレン)

夏河からバスで4時間、西寧からバスで5時間。標高2500m。
町の中心部は完全な近代化された漢民族タウン。
町は小さいが拡張工事が行われており、
道路やマンション、ビルなどが建設中。
漢民族タウンの端っこに12世紀に創建され、
全盛期には2000名もの僧がいたという大寺院、ロンウォ・ゴンパがある。
チベット集落は町の郊外に広がっているので、見所も郊外が中心。

●センゲション(同仁郊外)

同仁の町から6kmほどのところに2つのゴンパ(チベット寺院)と、
ボロブドゥール遺跡を彷彿とさせるようなチョルテン(仏塔)がある。
ゴンパ内の撮影も許可してくれて、寺院に行くとチベット僧の自宅に案内され、
タンカ(チベット仏画)を買うように進められる。

●ゴマル・ゴンパ(同仁郊外)

センゲションから川を渡った対岸にある。
寺より何よりもインド仏塔を彷彿とされる色合いが非常に派手で、
装飾の人物や動物の表情が豊かな大チョルテンが魅力。
チョルテンに登ることができ、付近を見渡せる。

●ニェントホ・ゴンパ(同仁郊外)

同仁の町から2kmほどで歩いていける。
チベット集落の中に小さな寺院が2つある。
かなり古そうで、寺院の周りにあるマニ車は木製だった。

●瓜叶則寺

夏河と同仁の間にあるチベット村。
同仁からバスで1時間ぐらいの場所。
見渡す限り草原と山、という丘というか山の斜面につくられた、
お寺を中心とした集落で、近代的な建物は皆無。
ホテルもどうやらなさそうな、とってもいい雰囲気の村で、
バスで通った時に見て、そのあまりの素晴らしさに、
予定はなかったんですけど、訪れた村です。
小さな村なのでガイドブックや地図がなくても平気。
巡礼者や僧たちがとてもやさしく、チベタンに触れ合える最高の場所でした。

●湟中(チベット語名:クンブム、中国語名:ファンヂョン)

青海省の省都・大都市西寧から30kmほど。
チベット仏教ゲルク派6大寺院の1つタール寺があり、
山間につくられた寺院群は非常に多くて素晴らしいのだが、
1:町は完全に西寧の衛星都市と化し、完全に近代的な町並みで構成されていて、
チベット集落がほとんど見当たらない。
2:西寧に近いため、中国人団体観光客が大挙して押し寄せるため、
観光地として整備されすぎてしまっている。
3:そのため寺院見学も、完全に観光地化されてしまっている。
という欠点があり、私は1泊で切り上げ、早々と立ち去ってしまった。
ただ、チベット初心者にとっては入門篇としてはいいかもしれない。

●共和(チベット語名:チャプチャ、中国語名:ゴンホー)

西寧からバスで3時間。標高2800mだが、草原の中にある町といった感じで、
周囲はだだっぴろい草原が広がっている。
町はそこそこ大きく、商店やホテルもそこそこある。
町にはチベット集落もチベット寺院もないが、町の周囲にゴンパ(チベット寺院)が点在している。
足がないのでタクシーをチャーターして、舗装されていない草原を走り、
チベット集落をかきわけゴンパめぐりをするのは実に楽しい。

●だいたいの場所