アジア90日間旅行
  
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・すべての旅人へ
ほんの少しの決断力と、ほんの少しの非常識さえあれば、
誰だってこんな自由な旅に出れる。

(1999.8.1 関釜フェリーにて 笠原 崇寛)

・1日目 日本 (1999年8月1日)
9:07、東京駅発、ひかり111号にて出発。
これから長い海外旅行に出発というのに、その出発点は空港ではなく、東京駅だった。
できる限り陸路に沿って旅をしたい。そのために東京駅出発となった。
14:59、小倉着。新幹線は本州を抜け九州に行ってしまったが、僕は在来線に乗り換え、再び本州に戻る。
15:30、下関着。下関からフェリーで韓国の釜山に行く。出発は18時だが、搭乗手続きは2時間前から受付している。
旅行用にチェーン付きの財布を買って持ってきたが、使いにくくてしょうがないので、
下関の駅前のダイエーに行って、普通の財布を買い直す。1日目から無駄な出費をしてしまった。
  
18:00、下関港出発。はじめて乗る国際船。
ただじゅうたんの敷かれた大部屋に他の客と混じって、毛布をかぶって寝るだけの船室。
修学旅行なのか、小学生ぐらいの子供たちがはしゃいで枕投げをやっている。
「ほんの少しの決断力と、ほんの少しの非常識さえあれば、誰だってこんな自由な旅に出れる。」
波で微妙に揺れる船の中で、メモ帳にそう走り書きして、旅行1日目の夜は終わった。