椎間板ヘルニアドキュメント かさこワールド

腰痛とは全く無縁だったかさこが、2002年2月(27歳)、突如、腰痛に。
しかも日に日に悪化し、4月レーザー手術。 しかし効果なく2週間の寝たきり生活。
その後復活するも、6月末、またしても腰痛悪化する・・・。
かさこの腰痛は治るのか?
椎間板ヘルニアドキュメントをリアルタイムでお届けします。

・ドキュメント1:発端〜ヘルニア〜レーザー治療(2002/2〜5/4)

・2月中旬: 家に帰って寝転がると、足をつったような痛みがあることに気づいた。
つったのか、それとも筋肉痛なのか、よくわからなかったが、すぐに治るだろうとほっておいた。
・2月下旬: 1週間ぐらい痛みが消えない。足ではなく、ケツが痛いのかと思った。
まあしばらくすれば治るだろうとほっておいた。
・2月下旬: 痛みが悪化。とりあえず医者に行くことに。
「ケツが痛い」と訴えたが、ケツより上の腰であることがわかった。
レントゲンと撮ってみて、「もしかしたらヘルニアかもしれない」と言われ、次回MRI検査を行うことにした。

・3月上旬〜: 仕事・超忙しくなる。
土日出勤・会社寝袋泊まり・早朝出勤(朝4時とか)・さらには会社の引っ越しも。
・3/12: MRI検査の結果、完全に椎間板ヘルニアとわかる。
「手術した方がいいかもしれない」と言われるが、別に急ぎはしないとのこと。
ただ手術には2週間かかると言われ、この状況ではできないとあきらめる。
・3月下旬: 仕事に切れ目無く、ムチャクチャな生活を送る。
腰の痛みが悪化し、長時間座った後に歩こうとすると、背筋が伸びず、老人歩きになる。
右足引きずり気味。

・4/1: 老人歩きのひどさを見た会社の人が、「ゴールデンウイークに入院すれば」と言われ、
それなら休めるだろうと手術を決意。病院に行き、手術即決定。
・4/2: 切開手術になることへのリスクや2週間もの入院はあまりに負担が多すぎるとのことで、
保険はきかないが、半日で手術が終わるレーザー治療を検討。
保険のきかないレーザー治療は異常にお金がかかると聞いていたが、電話して聞いてみると55万円。
入院したら約20万円はかかると言われ、価格の比較と日数、体への負担、仕事の影響、
痛い手術をしたくないという個人的感情を考慮し、レーザー治療を決意。
・4/3: MRIを病院から引き上げ、レーザー治療の病院に診察。 手術日を4/10に決定。

・4/5: 前日も仕事で遅くなり3時に帰宅。今までにない痛みで寝ることもできない。
もうどうしようもないと判断し、朝10時にレーザー治療の病院に電話し、今日の12時に手術を変更。
体を切り開き、でっぱっている椎間板ヘルニアを撮る手術とは違い、
針からレーザーを照射し、椎間板に空洞を作る。
でっぱっている部分を削るわけではなく、空洞を作ることにより、自然にでっぱりがへこむのを待つ治療法。
そのため即効性はないが、長期的にみて負担のない治療。
部分麻酔でしかも手術といっても10分もかからない。
手術後、1時間寝て、電車で会社に寄って30分仕事してから帰宅。
・4/6: 即効性はないと脅され、また3ヶ月たっても効果がない場合はもう一度レーザー手術が必要と言われたが、
手術後はほとんど痛みはなく、普通に生活できるようになっている。 まだ若干、右足がつったようになっているが、手術前とは雲泥の差。

・4/7〜22: ところが腰痛・右足のしびれ・激痛悪化により、自宅で寝たきり生活。
つまり、レーザー治療の効果はまったくなし。
歩行困難のため、自分で食事も調達できない始末。
レーザー治療の医者に電話しても「とりあえず薬を飲んで様子をみましょう」というだけ。
・4/19:「お金より時間が大事」
そう考えて、2週間かかる20万円の切開手術より、
半日で終わるけど60万円かかるレーザー手術を選んだ。しかし結果は無惨だった。
レーザー手術をしてから今日でちょうど2週間。
その間、一度足を引きずりながら会社に行った1度以外は、すべて休むことに。
・4/22:「椎間板ヘルニアの人に朗報!レーザー手術なら日帰り可能で翌日職場復帰!!」
まあ半分これに引っ掛かったわけではあるが、よくよくパンフレットを読むとそうではないことがわかる。
「治療を行っても効果が見られない方は、従来の切開手術を受けることに同意します」
などという誓約書を手術前に書かされていたから、まあこんなこともあるのかなとは思っていた。
でも、それにしてもひどすぎる。
・4/23: このままではどうしようもない。 新宿まで松葉杖を買いに行く。
・4/25: 松葉杖にてなんとか会社復帰。
・5/4: 引越&結婚

・ドキュメント2:会社復帰〜緊急入院(5/7〜6/26)
・5/7〜6/21: 横浜・鶴見に引越後、松葉杖からステッキで会社に通えるようになり、
そのうちステッキなしでも通えるようになった。
右足のしびれが常時あったものの、そんなに気にはならず、杖もつかず、普通に荷物を持って会社に通えていた。

・6/22: 長野県駒ヶ根に旅行。
バスに3時間半乗ったせいか、それとも痛み止めの薬が切れたせいか、
それとも3日前に風邪をひいてせきがひどく、それが腰に響いたのか、
それとも天候不順が腰痛に影響を及ぼしたのか、徐々に腰痛が増す。
・6/23: 旅行帰りは、持っていった杖をついて帰るが、時間がたつにつれ悪化。
・6/24: 翌日、腰痛さらに激化し、まともに歩けず、おじいちゃん歩き状態になる。
右足のしびれと腰・腿の痛みに加え、
そこを貫くように時折走る、電流が流れるような痛みで、眠ることができない。
会社を休み1日静養。しばらく自宅篭城になりそうなので、なんとしてでも図書館で本を借りてきたかった。
2ヶ月ぶりに松葉杖を復活させ、普通なら20分で行ける距離を、冷や汗たらしながら、
老人に抜かされながら、1時間かけて到着。
帰りはさすがにタクシーを使ったが、ほんと死ぬかと思った。
・6/25: 翌日もさらに悪化。痛みで眠れず、常時しびれが走り何もできない状態。
レーザー手術後3ヶ月で、再手術か否かの検査をするが、それを明日にしてもらう。
会社を休んで1日寝ている。 命からがら図書館から借りてきた宮本輝「花の降る午後」がおもしろかったので、
痛みを紛らわし、横になることはできた。
あまりの痛みにもうだめかもしれないとの予感もあり、念のためつぶやきかさこに、
緊急入院の可能性告知により毎日更新できない可能性を示唆。
・6/26: レーザー手術をした東京八重洲クリニックに3ヵ月後のMRI検査予定日だったが、
到底東京まで行くことができない。先生と電話で話し、レーザーの再手術は受けないこと、
自宅から近い病院で切開手術に切り替えたいことを申し出、了解を得る。
午後、診察時間外でも緊急だといって無理やり診察してもらう。
かがめてまともに歩けない様子を見て、即その場で入院となる。
痛みを取るために、麻酔課で背中に管を打ち、痛み止めをいつでも24時間常時注入できるものを装着することに。
1日に4回、さらに痛み止めの注入と、1日1回点滴と、食後の3回薬を飲むことで、 痛みを軽減させる。
そのおかげか、夜は痛みも和らぎ、眠ることはできた。


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