フェイク限定販売の意味不明 2006.11.22  ミスチルトップ かさこワールド

ミスチルがまた新曲を出す。
ところが40万枚限定だという。
そのせいで、このニュースが出るや否や、
ミクシィのミスチルコミュニティでは、
われ先急げとばかりに予約をしておこうという動きが出ている。

ソニーのプレステ3の限定販売での混乱はまだ記憶に新しいだろう。
オークションによる転売、並んでいる列でのトラブル、
アメリカでは、行列を狙った強盗事件まで起きる始末。
人気商品の限定販売は、社会的な混乱を巻き起こし、
さらには歪んだ第二市場が形成されることになる。

まだハード機器なら物理的な制約があり、
限定販売にならざるを得ないのはわかるが、
なぜ音楽を限定販売するのか、私はまったく理解に苦しむ。
もしそれなりの意図があるなら、
ファンに向けてミスチルははっきりなぜ限定販売にするのか、
メッセージを出すべきなのに、そうしたことは今のところない。

私はミスチルが大好きだが、まったく批判精神のない妄信ファンではない。
なぜファンは限定販売のことを問題にせず、
「新曲やった!早く予約しなくちゃ」と無邪気に喜んでいるのか、
私にはわからない。

限定にする意味って一体何だろう?
ところが限定といったところで40万枚という多さも、
余計に、限定の意図に苦しむわけで、まったくもって意味不明だ。

それにはっきりいうけど、限定なんてバカなことするから、
著作権無視してファイル交換で曲が無料で出回ってしまうわけです。
コピーガードをしていなければ、
持っていない人は買いたくても買えないから、
友人から無料で借りて曲をコピーする。
日本の音楽界を代表するアーティストなら、
そういうことまで考えてリリース方法を考えるのが筋だと思う。

この曲は映画「どろろ」の主題歌。
たとえばね、映画を見に行った人だけにCDを限定でプレゼントするとか、
そういうことなら、あこぎで許せないけど、
限定の意図は理解できるわけですよ。
意図がないのに中途半端な数の限定販売することほどムカつくことはない。

だいたい限定って40万人しか聞かせたくないって意味でしょ。
いい音楽ならいい曲なら、発表する曲なら、
制限設けるという考え方が表現者としてどうかと思う。

たとえば、自分の恋人のためだけに作った曲で、
そういう曲だから発表する気はないというなら理解できるけど、
そういうわけでもないんだし。

レコード会社が悪いのか、所属事務所が悪いのか、
ミスチルの最近のファン無視のリリースの仕方はどうも解せない。
ミスチルクラスになれば、別に奇策の販売方法を取らなくても、
話題になるし売れるんだし、まして売れない貧乏バンドではないわけだから、
普通に販売すればいいわけです。

ソニープレステ3の限定販売が社会的混乱を巻き起こしたばかりの今、
限定販売を発表してしまう大迷惑の世間知らずなやり方は、
音楽が良かろうが、きっちり批判すべきことだと思うのだが、
残念ながらファンの集まったコミュというのは、
まるでミスチル教信者のごとく、
何でも言われた通りすべて正しいという態度が、非常に悲しい。

このつぶやきはレコード会社にメールしようと思っているが、
webmaster@toysfactory.co.jp
前にもファンクラブの先行予約を利用したコンサートチケットのオークション販売が、
横行していることに対する警告を送ったが、
ありきたりの返答しかなく、まったく危機感がない対応だった。

現代社会を真摯に見つめるミスチルの音楽からすれば、
こういう愚かな販売方法は本来ならアーティスト自ら、
声を大にして辞めてほしいと言ってほしいのだが、
まあミスチルファンじゃない人から見れば、
「所詮ミスチルなんてそんな程度のアーティストなんだよ」と思われるんだろうな。